
下の階に水漏れした原因とまずやること、責任や保険の使い方などについて解説
戸建て住宅・マンション・アパートで階下への漏水が発生した場合、もっとも重要なのは「被害を広げない」こと。
まずは止水して、然るべき相手へ速やかに連絡し、状況を正確に記録しましょう。この3点を押さえるだけで、修理費・補償・人間関係のこじれを最小限にできます。
本記事では、法律の難しい話は噛み砕きつつ、「これだけやれば大丈夫」という順番で解説いたします。
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年中無休 / 受付 8:00~19:00
- 監修者
- 石川隆之
- 自己紹介
- 2017年に株式会社ネクストイノベーション入社。現在は、現場の統括者として活躍中。豊富な経験・知識、確かな技術力で、水まわりのお悩み・お困りごとを迅速に解決します。
- 保有資格
- 給水装置工事主任技術者 / 排水設備工事責任技術者 / ガス可とう管接続工事監督者
- 被害拡大を防ぐための初動
- 責任の所在と使える保険
- 近隣トラブルを避ける伝え方
目次
階下漏水した時にまずやること
階下漏水した時は、以下のことをすぐに行いましょう。
止水栓を閉めて水を止める
止水栓(キッチン・洗面台・トイレの個別栓)を閉め、どこから水が漏れているのか原因が分からない場合は、メーターボックス内の元栓で全体を止水します。
家電やコンセントが濡れている場合は感電する恐れがありますので注意し、むやみに触らずブレーカーを落とす判断も必要になります。
速やかに連絡する
下の階へ状況連絡とお詫び、管理会社(分譲なら管理組合窓口、賃貸なら管理会社・大家)へ報告します。
続けてご自身の加入保険へ連絡し、指示に従いましょう。
現状を記録する
被害箇所の写真・動画(全景→近景→濡れの範囲→水滴の落下ポイント)、時刻、気づいた経緯、応急対応の内容を残します。第三者(管理会社・業者)の立会日時もメモしておくとスムーズです。
階下漏水が発生するよくある原因
専有部起因の例
- 給水フレキ管・止水栓の劣化や緩み
- 蛇口・シャワーホースの破損、トイレタンク部品の不良
- 排水トラップの外れ、洗濯ホースの抜け
共用部起因の例
- 縦配管(共用排水立て管)の詰まり・腐食
- 共用部の防水不良、共用配管からの水漏れ
漏水原因が不明な場合
原因が特定できるまでの間は、管理会社主導で調査を進めるのが一般的です。居住者は調査に必要な範囲の立入りや日程調整に協力しましょう。
階下漏水した時の責任と注意点
専有部起因の可能性が高い場合
原則として、原因側(所有者・占有者)が相手方の損害を賠償する方向で整理されます。
賃貸の場合は「入居者の過失、設備の経年劣化」など事案により、貸主負担の可否が分かれるため、まずは管理会社と保険会社の案内に従ってください。
共用部起因の可能性が高い場合
管理会社(またはオーナー)側が主体となって修繕・復旧を手配します。
居住者は被害状況の記録を行い、管理会社(またはオーナー)の指示に従ってください。
原因不明で争いがちな場合の注意点
感情的なやり取りは避け、管理会社・保険会社・専門業者の「記録(調査報告・写真)」をベースに客観的に前へ進めるのが近道です。
誰が負担するかの確定は、調査結果・保険約款・契約関係で最終判断されます。
保険の使い方と連絡のコツ
階下漏水した時に使える保険について
個人賠償責任特約
自分の不注意などで相手に損害を与えた際の賠償をカバー(火災保険や自動車保険の特約として付帯している場合あり)。
建物・家財の火災保険
自宅側の内装修繕・家財の損害を補償。賠償は別枠(個人賠償)で扱われるのが一般的。
賃貸の借家人賠償責任
貸主の建物部分に与えた損害を補う特約。
保険会社に伝える内容
保険会社へは「発生日時・原因(暫定)・応急対応・被害の範囲・管理会社担当者名」を伝えます。
写真・動画を共有できると、よりスムーズに進行するでしょう。
下階の方と関係をこじらせない話し方
最初の連絡では「事実の共有」と「お詫び」を端的に伝えましょう。
漏水原因や費用負担については「現時点では不明、管理会社・保険会社と連携して早急に進めます。」と説明します。
感情的になりやすい局面だからこそ、記録に基づき、決めつけや安易な約束は避けるのが鉄則です。
漏水の再発防止のために
- 給水フレキ管・止水栓・パッキンの定期点検と早期交換
- 洗濯ホースの差し込み・固定の見直し、定期的なホース交換
- 排水トラップ・排水口清掃
- 長期不在時は元栓を閉める
下の階に水漏れしてお困りのときは、ひかり水道設備へ

階下漏水は、初動の善し悪しで修繕費用も下階の住人との関係も大きく変わります。
水道局指定工事店ひかり水道設備では、経験豊富なスタッフが現地で漏水原因を調査し、その場で可能な応急処置から配管・器具の修繕、復旧の段取りまで一貫してご提案いたします。
作業内容と修繕費用は事前にお伝えし、不要な追加作業を勧めることはありません。
弊社が対応しているエリアは東京都・神奈川県・埼玉県です。電話受付は8:00–19:00、メールフォームからのお問い合わせは24時間受付けています。
漏水の修繕はもちろん、漏水箇所が不明なときは漏水調査から弊社にお任せください。最短・最適な復旧プランで、早期解決いたします。
階下漏水が起こりお困りのときは、年中無休対応の弊社へご相談ください。
よくあるご質問
自分の部屋への立ち入りは拒める?
調査に必要な合理的範囲での立ち入り協力は、トラブルの早期解決に不可欠です。日時・方法について管理会社と調整し、プライバシーと安全面に配慮した形で進めましょう。
自費で先に直してよい?
自己判断で解体や復旧を進めると、後の保険・賠償で不利になる場合があります。管理会社・保険会社の指示を受けてからが原則です。
費用はどれくらいかかる?
漏水原因・被害の範囲などによって修繕費用は大きく変動します。まずはお見積もりを取り、保険の適用可否を確認しましょう。
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今回は、「下の階に水漏れした原因とまずやること、責任や保険の使い方などを解説」についてご紹介しました。
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