
トイレの水が流れないときの原因と直し方と業者へ任せる判断基準
「トイレの水が流れない。」「レバーを回しても反応が弱い。」「今にも水が溢れそう。」、そんな緊急時に最優先すべきは、被害を広げないことです。
そのために、止水・水位管理・記録です。
本記事では、まず安全確保の手順を示したうえで、症状別に原因の切り分けを行い、バケツ法→ラバーカップ→ぬるま湯→重曹+酸といった自分でできる段階的対処を分かりやすく解説いたします。
併せて、タンク側の水量不足(鎖・フロート・ボールタップ・水位線)に起因するケースの見分け方や調整ポイント、業者へ任せる判断基準と費用の目安、再発を防ぐコツまで分かりやすく解説いたします。
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- 監修者
- 石川隆之
- 自己紹介
- 2017年に株式会社ネクストイノベーション入社。現在は、現場の統括者として活躍中。豊富な経験・知識、確かな技術力で、水まわりのお悩み・お困りごとを迅速に解決します。
- 保有資格
- 給水装置工事主任技術者 / 排水設備工事責任技術者 / ガス可とう管接続工事監督者
- 水が溢れそうなときの安全な初動手順
- 症状別の原因と自分でできる対処法
- 業者へ任せる判断基準と費用の目安
目次
水が流れないときにまずやること
水が流れないと感じたら、最優先は二次被害の防止です。
止水して床面への拡がりを抑え、便器の水位を安全に下げ、状況を記録します。
最初の10分で被害の大小が大きく変わるため、落ち着いて「止水→水位調整→記録」の順に進めましょう。
止水して二次被害を防ぐ
便器背面やトイレ横の止水栓を時計回りで閉めます。場所が不明・漏水が酷い場合は住戸の元栓で全体止水して対応しましょう。
便器の水位を安全に下げる
水面が便器の縁に近いときは、容器で汲み出してビニール袋に入れ、口を固く縛って処分します。ラバーカップ等で押し込むのは厳禁です(溢水や階下漏水のリスクがあるため)。
記録(後トラブル防止)
状況写真・動画(全景・水位・詰まりのきっかけ)を残しておくと、再発時や業者・管理会社への説明がスムーズになります。
症状から当たりをつける
同じ「水が流れない。」でも、タンクの不具合と便器~配管の詰まりでは対処が変わります。以下の症状別チェックで原因を絞り込み、対処しましょう。
レバーを回しても「うんともすんとも」流れない
便器内~配管の閉塞(紙の重なり・異物)が濃厚です。タンク内の水位不足(浮き球・ボールタップの不調、止水栓の開度不足)も疑いましょう。
ゆっくりしか流れず、ゴボゴボ音がする
紙や汚れが部分的に引っかかっている状態や、便器トラップ~排水管の通気不良で流路が細くなっている可能性があります。
便器内に水が溜まり続けて溢れそう
便器の先(床下側)の重度な詰まりが想定されます。直近で大量の紙や流せない物(おしり拭き・生理用品・おもちゃ等)を流していないか思い出してください。
水は出るのに「流れない・押し流せない」
タンク側の問題(鎖の長さ不良、フロート弁の閉不良、レバーの組付け不良)や、水位設定が低すぎる、節水しすぎによる水量不足が疑われます。
自分でできる対処
自分でできる対処は「軽症から段階的に」が原則です。焦って強い手段から入ると、溢水や配管ダメージのリスクが上がります。
以下に、対処法をご紹介いたします。
バケツ法(軽度の紙詰まり向け)
バケツ半分ほどの水を腰の高さから、一気ではなく数回に分けて注ぎ、流速で紙を押し流します。もし、水位が上がるようなら中止します。
すっぽん(ラバーカップ)・真空式ローポンプ
押すより「引く」が基本です。
便器の排水口に密着させ、ゆっくり押して勢いよく引く動作を繰り返し、詰まりの原因を手前に剥がします。便器の水位はカップが浸かる程度が最適です。
ぬるめのお湯(約50℃)+時間置き
熱湯は使用しないでください。約50℃のぬるま湯を注いで10~20分置き、紙を柔らかくしてから再度、すっぽん(ラバーカップ)・ローポンプ作業を行います。
重曹+クエン酸
重曹とクエン酸は、トイレの詰まりを「薬剤の力だけで」押し流すものではありません。
お湯と反応して発泡することで、排水口まわりの汚れをゆるめ、軽度の詰まりを動かしやすくする補助的な役割を担います。
実際に効いている主因は、発泡の圧力というよりお湯の温度と水流です。
そのため、流れが悪い程度の軽症には一定の改善が見込めますが、完全に塞がった重度の詰まりには不向きです。
この対処法で有効な詰まり原因は、トイレットペーパーの流しすぎによる詰まりや、排泄物が一時的に引っかかっている詰まりです。軽い詰まりかどうかを見極めて試しましょう。
こんなときは業者へ
対処法を試しても改善しない、すぐ逆流する、異物を流した可能性がある、床下側で重い手応えや音がするなどのいずれかに当てはまる場合は無理をせず業者に任せましょう。
タンク側が原因のとき
見落としがちなのがトイレタンクの水量不足です。
レバー操作に対して弁が正しく動かない、あるいは水位が低くて押し流す力が足りないと、便器側でいくら対処しても改善しません。
タンク内の鎖・フロート・ボールタップ・水位線を順に確認し、正しい水量を確保しましょう。
チェーン(鎖)とフロート弁
鎖が短すぎると常時弁が持ち上がり水が溜まりません。5~10mm程度のたるみが目安です。
フロート弁の劣化・歪みがあれば交換しましょう。
水位調整・ボールタップ
タンク側面の水位線に合わせ、ボールタップ(浮き球/カップ式)の水位調整ネジで水位を上げます。また、止水栓の開度が小さすぎても水量不足になります。
レバー・ハンドル
固定ナットの緩み、逆ネジの増し締め不足、レバー軸のガタでストローク不足が起きます。適合レバーで一式交換も選択肢です。
水が流れないときのNG行動
NG行動を避けることで、業者へ依頼時の復旧が早く、費用も安く済む場合があります。
熱湯を流す(陶器や配管を傷めるためNG)、薬剤を混ぜる(塩素×酸で有毒ガスのためNG)、満水状態で押し込む(溢水・階下漏水に繋がる可能性があるためNG)、流せない異物を力任せに奥へ送る(重度の詰まりに繋がるためNG)これらは厳禁です。
業者へ任せる判断基準
ラバーカップ(すっぽん)で改善しない、すぐ再発する、異物を流した可能性が高い、便器の先(床下~屋外)で詰まっていそうな手応えがある、タンク内を調整しても水量が確保できない、このような場合は業者に任せましょう。
詰まりが発生したときは、なるべくお早めに業者へ相談されることをおすすめします。
作業・修理の費用目安
修理費用は現場状況・作業内容で変動しますが、おおよその目安は下記のとおりです。正式な金額は現地見積りで確定いたします。
- 軽作業(分解清掃・ローポンプ):8,000円~12,000円程度
- トーラー(ワイヤー)作業:13,000円~
- 高圧洗浄:15,000円~30,000円程度
- タンク部品交換:6,000円~18,000円程度+部材費
再発防止のコツ
紙の量を控えめにし、流れが弱いと感じるときは2回に分けて流します。
流せないシート類・おむつ・ティッシュは便器に入れないこと。タンク内の水位・鎖のたるみを定期的にチェックし、戸建住宅の場合は屋外桝の清掃、集合住宅は共用部の点検情報に目を通しておくと安心です。
トイレの水が流れなくてお困りなら、ひかり水道設備へ

ひかり水道設備は、水道局指定工事店です。
東京都・神奈川県・埼玉県の幅広い地域で、水まわりのお悩み・お困りごとに年中無休・最短即日中に対応いたします。
ひかり水道設備では、正社員スタッフが原因を丁寧に診断し、その場で可能な応急復旧からタンク部品交換・ローポンプ・トーラー・高圧洗浄まで、状況に応じて最適な方法をご提案いたします。
「すぐに直したい。」「自力での対処は不安。」など、トイレの水が流れなくてお困りのときは、お見積もり無料の水道局指定工事店ひかり水道設備までお気軽にご相談ください。
よくあるご質問
今すぐできる安全な応急処置は?
まず止水栓(不明なら元栓)を閉めて二次被害を防ぎます。便器が満水に近ければ容器で水位を下げ、床はタオルで養生。感電防止のため電源やコンセント周りには触れないでください。
すっぽんで直りません。コツはありますか?
基本は「押すより引く」です。排水口に密着させ、ゆっくり押して勢いよく引くを数回行いましょう。水位はカップが浸かる程度が最適です。満水・逆流時は無理に押さず、先に水位を下げましょう。
業者に頼む目安は?
異物を流した疑い、ラバーカップで改善しない、すぐに再発する、床下側で詰まっていそうな手応えがある、このあたりが業者へ依頼する目安です。
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今回は、「トイレの水が流れない原因と直し方と業者へ任せる判断基準」についてご紹介しました。
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