
トイレのレバーがゆるい時の原因別の直し方
「トイレのレバーがゆるい。」「手応えがスカスカで流れにくい。」「レバーが空回りする。」など、レバーの違和感は、固定ナットの緩みや鎖(チェーン)の長さ不良、レバー軸やブッシュの摩耗、フロートバルブ(フロート弁)の劣化など、いくつかの原因が考えられます。
多くは正しい手順での締め直し・鎖の再調整・レバー一式の交換で解決可能ですが、DIYする際に直し方を誤ると、部品の破損や止水不良を起こすことがあります。
DIYするときは、まず止水栓を閉めて安全を確保し、原因を特定して修理しましょう。DIYが難しいときは、水道局指定工事店の弊社へご相談ください。
本記事では、レバーがゆるくなる主な原因と見分け方、自分でできる直し方、業者に依頼した場合の費用相場などについてご紹介いたします。
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- 監修者
- 石川隆之
- 自己紹介
- 2017年に株式会社ネクストイノベーション入社。現在は、現場の統括者として活躍中。豊富な経験・知識、確かな技術力で、水まわりのお悩み・お困りごとを迅速に解決します。
- 保有資格
- 給水装置工事主任技術者 / 排水設備工事責任技術者 / ガス可とう管接続工事監督者
- レバーが「ゆるい、空回り、戻らない」ときの主な原因と見分け方
- 自分でできる直し方
- 業者に頼むタイミングと修理費用の目安
目次
レバーの症状から原因を特定
ゆるい(手応えが軽い)
固定ナットの緩み、レバー軸の摩耗、鎖の弛みが考えられます。
空回りする
鎖が外れている、鎖の長さが短すぎる又は長すぎる、レバーアームの穴位置が不適切、レバー軸のブッシュ割れなどが考えられます。
戻りが悪い・引っ掛かる
鎖が絡まっている・切れている、フロートバルブの不具合、タンク内に入れたペットボトルとアームが干渉しているなどが考えられます。
よくある原因と見分け方
固定ナットが緩んでいるときは、ナットを指手触ると簡単に回る、ハンドル根元がぐらぐらしています。
鎖は、5~10mmの弛みが目安です。長すぎるとゆるく、短すぎると水が止まらなくなります。
レバーを引いた時の感触がスカスカするときは、レバー軸・ブッシュの摩耗が考えられます。
アームが曲がっていたり、穴位置が違っているなど、純正位置から外れていることでフロートバルブを持ち上げられなくなっている可能性があります。
フロートバルブが重くなり戻りが鈍い、ゴムの溶けやベタつくときは、フロートバルブの劣化が考えられます。
タンク内に節水目的でペットボトル等を入れている場合、それがアームに当たっている可能性があります。
自分でできる直し方(DIY修理)
DIYで修理する手順についてご紹介いたします。
修理作業に取り掛かる前に
- 止水栓を閉める
- レバーを回してタンクの水を抜く
- ゴム手袋・雑巾・モンキーレンチ(またはスパナ)を用意
固定ナットを締める
レバー根元の大きなナットは「逆ネジ」のことが多いです(※時計回りで緩む、反時計回りで締まるネジ)。無理な力で割らないよう、少しずつ増し締めしましょう。
締め過ぎは破損の原因になります。緩みがなくなる程度で止めましょう。
鎖(チェーン)を調整する
レバーアームとフロートバルブを繋いでいる鎖の弛みは、5~10mmが目安です。長すぎず、短すぎないように鎖の長さを調整しましょう。
アーム角度と干渉物を撤去
アームがタンク内の壁や部品に当たっていないかを確認しましょう。当たっている場合は、干渉物を撤去しましょう。
レバー一式を交換する
型式またはタンク品番を確認(タンク内や蓋の裏にラベルなどに記載あり)し、同等品もしくはメーカー純正のレバーを用意しましょう。
取り替える際は、逆ネジに注意しつつ古いレバーを取り外し、パッキンの向き等に注意して新しいレバーを取り付けましょう。
鎖の長さを再調整した後、止水栓を開けて水漏れや引っかかり等の不具合が起きていないか確認しましょう。
業者に修理を頼むタイミング
- 何度調整しても数日で再発する
- レバー根元にヒビや割れ、ナットが空回りして締まらない
- フロートバルブ・ボールタップも同時不良(止水不良・チョロチョロ音など)
- 隠蔽タンクなどの特殊なトイレでのトラブル
- 作業スペースが狭い、高さが合わない等、無理姿勢での作業が危険なとき
修理・交換の費用目安
機種・設置状況・部材価格などで金額が変動するため、以下の価格は目安です。明瞭な価格が知りたいときは、現地お見積もりを依頼することが確実です。
- レバーの締め直し・鎖調整:5,000~9,000円前後
- レバー一式交換(汎用もしくは純正):7,000~17,000円程度(部材費込)
- フロートバルブ交換:6,000~15,000円程度(部材費込)
- ボールタップ交換:11,000~24,000円程度(部材費込)
- 隠蔽タンク・一体型トイレの修理:現場状況によるため要見積
なお、レバー交換と鎖の調整のみで直る場合が多いですが、長年使用しているトイレの場合は他の部品も劣化していることが多く、劣化している部品はすべて交換されることをおすすめします。
トイレのレバーがゆるい時は、ひかり水道設備へ
ひかり水道設備は、水道局指定工事店です。
東京都・神奈川県・埼玉県の幅広い地域で、水まわりのお悩み・お困りごとに年中無休・最短即日中に対応いたします。
トイレのレバーがゆるい、戻りにくい、引っかかる、空回りするなどの不具合が起きた時は、ぜひ、水道局指定工事店ひかり水道設備までお気軽にご相談ください。
よくあるご質問
逆ネジって本当?
多くのトイレタンクのハンドル固定ナットは逆ネジです。反時計回りで締まる場合があるため、無理に回して割らないようご注意ください。
汎用レバーで大丈夫?
汎用レバーでも交換は可能ですが、角度・長さ・穴位置が合わないと再発や動作不良の原因になります。タンク品番から適合品を選ぶことをおすすめします。
タンク内のチェーンの長さはどのくらい?
目安は5~10mm弛む程度です。短すぎると水が止まらず、長すぎると空回り感が出ます。
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今回は、「トイレのレバーがゆるい原因と直し方」についてご紹介しました。
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